SNS広告で代表的な広告の筆頭であるFacebook広告。
今回はそのFacebook広告のバナーサイズや入稿規程を解説していきます。
テキストの文字数や画像、動画の規程を理解することは運用を行う上で基本です。
どのユーザーにどれくらいの情報を視覚的に届けるかイメージしていくためにも理解しておきましょう。
目次
Facebook広告とは何か?
Facebook広告は読んで字のごとく、Facebook内に表示させる広告になります。
上記の様に表にしてみると国内のユーザー数が少ない様にも見えますが、SNS広告の運用を考えているクライアント様には一番に推奨している広告媒体です。
理由としてはTwitterと比べて登録の際に実名での登録を推奨していたり、電話番号との紐付けをしたりとかなり匿名性の低いSNSになっています。
その為かビジネスの現場においてもFacebook内のメッセンジャーを使う事業者さんも多くいらっしゃいます。
(私もクライアントとのやり取りでmessengerを使うことはLINEよりも多いです)
Facebook広告とリスティング広告の使い分けは?
GoogleやYahoo!などの検索媒体の広告との使い分けで質問をいただくことが多いのですが、
回答としては主にターゲティングや広告の種別と考えています。
リスティング広告は検索(ユーザーがGoogleなどに質問する行動)した先に広告を設置するという性質に対して、
Facebook広告では匿名性の低いSNSの強みを活かした緻密なターゲティング戦略が可能です。
Google等の検索媒体でももちろんターゲティングはできるのですが、
興味関心など検索媒体ではわからない細かい内容でターゲティングを設定できます。
年齢や職業の入力もある為ターゲティングがかなり細かいところまで狙い撃ちすることができたりと優秀です。
Facebook広告のバナーサイズ
Facebook広告の活用についてはもっとお伝えしたいところですが今回は割愛させていただき、
バナーサイズ、文字数などをお伝えさせていただきます。
バナーのアスペクト比などを間違えていると、バナーの制作会社に無駄な編集費が取られてしまったり
広告運用者だとたったその情報を知らないだけで信頼を失ってしまうケースもあります。
リンクのあるなしによっても違ってくるので必ず理解しておきましょう。
今回はまずフィード広告のバナーサイズ等をお伝えしていきます
広告バナーのサイズ、アスペクト比
ファイルタイプ | JPGまたはPNG(画像の末尾に記載されています) |
---|---|
アスペクト比 | 1.91:1~1:1,4:5※ |
解像度 | 1,080 x 1,080ピクセル以上(上限はなし) |
上記がバナーの入稿規定になります。
ただここで注意点は広告にリンクが含まれている場合は4:5の規格は使用できません。
このサイズでのバナーの作成を依頼してしまうととても面倒なことになるので注意しておきましょう。
基本的に広告ではリンクをつけていくと思いますので1:1で統一して考えておくのが無難かと思います。
Instagramにも広告を掲載する際に調整する必要がなくなるからです。
これは余談ですが、Facebook広告に関しては戦略的な考えがなければInstagramへも掲載することを推奨します。
理由としては掲載箇所が増えるということもありますが、Instagram内での結果も加味して入札戦略を学習してくれるので最適化(無駄なく配信してくれる)をよりスピーディーかつ正確にしてくれるからです。
以上の点から無難に1:1を推奨します。
テキストの文字数
メインテキスト | 125文字以内 |
---|---|
見出し | 40文字以内 |
説明 | 30文字以内 |
テキストの文字数になります。
正直文字数に関してはかなり親切でFacebook広告ではGoogle広告やYahoo!広告と違い、
文字数がオーバーしても掲載することは可能です。
ただもちろん途中で途切れてしまう可能性が高いです。
テキストに関してはブログのタイトルと同じ様に考えています。
前の方に重要なキーワードや伝えたいメッセージを出しておくことで途切れて、、、になることを防ぐことが大切です。
当記事の様に【最新版】などを先頭にしてしまうと何の最新版か伝わる前に途切れてしまいます。
広告は予算をかけて期間内でユーザーに届けることが重要なのでテキストの順番などは意識しておくことも重要になってきます。
その為にも広告運用者はクライアント(または自社)の商材について深く理解しておくことも大切ということを忘れない様にしておきましょう。
Facebook広告の種類と特徴
Facebook広告ではこの様に配信方法が多くあります。
それぞれに特徴があり、入稿規程が画像のピクセルサイズや文字数の制限などがあります。
META(Facebook運営会社)が出しているFacebook広告のガイドを参考お伝えしていきます。
カルーセル広告
メインテキスト | 125文字以内 |
---|---|
見出し | 40文字以内 |
説明 | 20文字以内 |
ランディングページのURL | 必須 |
画像のファイルタイプ | JPGまたはPNG |
---|---|
動画のファイルタイプ | MP4、MOVまたはGIF |
アスペクト比 | 1:1のみ |
解像度 | 1,080 x 1,080ピクセル以上(上限なし) |
画像の最大サイズ | 30MB |
動画の最大サイズ | 4GB |
ここでも1:1が出てきました。
何度も言ってしまいますが1:1で作成しておけばそのクリエイティブだけで他の広告発信方法でもサイズが適応できます。
動画広告
メインテキスト | 125文字以内 |
---|---|
見出し | 40文字以内 |
説明 | 30文字以内 |
center>クリエイティブの規程
動画のファイルタイプ | MP4、MOVまたはGIF |
---|---|
アスペクト比 | 1:1(デスクトップまたはモバイルの場合) 4:5 (モバイルの場合のみ) |
解像度 | 1,080 x 1,080ピクセル以上(上限なし) |
動画の最大サイズ | 4GB |
動画の尺 | ~241分 |
動画広告に関しては長い時間の広告を設定することも可能ですが、短い動画を使うか、冒頭でメッセージや企業名を出すことがお勧めです。
Facebookという媒体の性質上、流し見ていくことが多いので、だらだらと長い動画を見るユーザーは少ないのではないかと思います。
また、音声を出さないでSNSを利用するユーザーが多いので(移動中や隙間時間に見ている為)テロップなどを目立つ色にすることも重要な要素になってきます。
基本的には暗いところで隙間時間に見ても気になる様に設計するのが理想的です。
バナー作成時の注意点
Facebook広告に限らず、SNS広告のクリエイティブを作成する際に気をつけたいことが共通してあります。
それは"小さくしても見えやすいかどうか"です。
SNS広告を見る場面の多くはCtoC商材であればほとんどの場合がスマホから見られます。
その為、小さくて細い文字で伝えたいメッセージを表示してしまうとどんなに拡大したらおしゃれだったとしても見られません。
ほとんどの方がわざわざ広告を拡大してまで見ようとする方はいないからです。
またスマホでSNSで見る場合は移動中や休憩の隙間時間などが多い為、メッセージが目に止まりにくくスルーされることが多いです。
スルーされることを防ぐ為にも、メッセージやフォントは大きめのものを使ったり、
目立ちやすい明るい色を使うなどの工夫が必要です。
テクニカルな情報ではないのですが、作成を依頼する会社にこの内容を伝えないと、
おしゃれだけど見づらい広告になってしまう為、結果的に効果が出なくなってしまいます。
スマホや暗いところで見えやすいかどうかも判断基準として持っておきましょう。

Facebook広告のバナーについてのまとめ
今回はFacebook広告のフィード面を中心にバナーサイズやテキストの文字数など入稿規定についてお伝えしていきました。
Facebook広告はSNS広告の中でとても有効で推奨している広告になります。
発信方法が多彩で、ターゲティングも細かく設定できる為リスティング広告と併用して利用していくことはかなりお勧めです。
だからこそ、入稿の際に細かいバナーサイズなどでつまずかない様に注意しておくことが必要です。
クライアントだけでなく制作会社も関係してくることですので、今回の内容はしっかり理解して頭に入れておくことをお勧めします。
私も発注するときに間違えてサイズを指定してクライアントに迷惑をかけてしまった経験があり、皆様には経験して欲しくないと切に願っております。